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Red Hat Update Infrastructure (RHUI)とは

RHUIについて意外と情報がまとまっていなかったので書きました。

 RHUIとは

RHUIとは、RedHatNetworkから最新のエラータやRPMパッケージを引っ張ってきて、クライアントがyumコマンドで問い合わせた際にその最新情報を配布できるシステム環境、です。

そのため、メリットとしてクライアントに配布するパッケージを一括管理できることと、HTTPS経由で更新パッケージやエラータを取得できることが挙げられます。
閉じた環境ですと、最新パッケージをわざわざネットからダウンロードしてくる必要があるため、クライアントが大量にいると管理するには大変便利だと思います。ただし、その分システム利用のための証明書更新など別の管理が発生するので、そこも考慮した上での利用するかの判断になりそうですね。

さて、RHUIそのものはシステム環境のようなものなので、ちゃんと登場人物がいます。
RHUA、CDSロードバランサーです。

登場人物たちを下図にまとめました。ロードバランサーは、RHUAの手前に置いているところもあるかと思います。

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RHUAは何しているのか?

RedHatNetworkから定期的に最新パッケージを取得し、クライアントに配布してくれるCDSとの共有ディスクに保存します。
また、以下項目についてはRHUAのコマンドラインからpulp-adminコマンドまたはrhui-managerで確認や設定変更が可能です。

・RHUAの最終更新日時や更新履歴の確認
・RedHatNetworkとRHUA間の同期タイミングの確認や設定変更 など


9.3. リポジトリーの同期を確認します。 3.1 | Red Hat Customer Portal

 

CDSは何しているのか?

クライアントへパッケージを配布するためのサーバー。可用性を担保するため、1つのRHUI環境に2つ以上のCDSが必要となります。

RHUAとの共有ディスクは、NASなど外部のストレージを利用するか、CDSの内臓ディスクをglusterfsとして使用するかのどちらかで構築することになります。

ちなみにglusterfsはオープンソース分散ファイルシステムで、複数CDS上の記憶領域を集約して、論理的に1つのファイルシステムとして扱います。
この時の論理的ファイルシステムを、glusterボリュームと呼びます。glusterボリュームは、コマンドで状態確認や起動・停止などの操作が可能です。

複数CDSは互いに同期し合っており、その同期状況もgluster peer statusコマンドやgluster volume statusコマンドで確認できます。

17.8. ボリュームステータスの表示 3.5 | Red Hat Customer Portal

第9章 Gluster コマンドラインインターフェースの使用 3.5 | Red Hat Customer Portal

LoadBalancerは何しているのか?

クライアントから情報ちょうだいと問い合わせが来たとき、複数CDSのどれかに問い合わせを投げるサーバーです。
クライアントから見たら受付窓口なので、クライアントのhostsファイルに設定するIPアドレスはこのサーバーのIPアドレスということになります。

HAproxyを利用したり、keepalivedを利用して冗長構成とることも可能です。規模やRHUIのバージョン(3.0より下とか)によってはこの子がない環境もあるかもしれません。

 

以上!